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思いを満たすこと

2023年02月27日


10年ほど前、その頃はまだアーユルヴェーダにも出会っておらず、とにかく忙しく毎日を過ごしていました。

小さな頃から体が強いという自負があったため、何の疑いもなく、ただただ頑張り続けていたように思います。
急激な体の変化を感じ、そこからいろいろな検査をして、食道や胃や腸などにかなりの負担があったことを知りました。
写真に映る自分の体の中の様子を見て、なんてことをしてしまったのだろう。と、とても申し訳ない気持ちになったことを覚えています。それと同時に凄まじい量のお薬を処方されて、私はこの先どうなってしまうのだろう?という気持ちになったことも鮮明に覚えています。
その時、とても悩んだのですが、処方されたお薬をどうしても体に入れることができないと思い、今の自分をまずは受け入れること。そして、ここらの生き方を変えようと考えました。
食事や働き方、そして何より、自身の想いと一致していないことを、せねばならぬと思い込みで頑張るという現状。一見響きの良い言葉に見えて、とても傲慢な考え方だというこにも、気付くきっかけとなりました。

まず始めたのはヨガ。ヨガとの出会いは、体だけではなく凝り固まった、私の考え方を優しく解かすように柔軟性をもたらしてくれました。
そして、生活に取り入れたのは、冷えとり健康法。
その後、ヨガを通してアーユルヴェーダと出会いました。
冷えとり健康法とアーユルヴェーダは別物ですが、共通する点が多く、私にはとても腑に落ちる概念だったため、みるみる学びを深めていきました。

あれから10年、答え合わせのように迎えた体の点検の日。
不安はなく、とても安らかな気持ちでした。
食道や胃の中も驚くほど綺麗で、あの時の自分の選択は間違っていなかったのだと安堵する気持ちでした。

自分自身が思う完全には辿り着けないにしても、どこまで歩みを進められるのかには、とても興味があります。

私自身、お客さまに直接お渡しできるものはないかもしれません。
ですが、ここへ来てくださる方たちには、形のあるものではなくても、この先に形となるなにかをお渡しできますようにと思い、日々を過ごさせていただいています。

変化し続ける自然。

2023年02月20日

いつか何もしなくても流れ続けることができるように、ずっと道を作り続けているのか。と、思うほど目まぐるしい日々が続いているように思います。
だけど、体が動くうちは、それを選ぶ方がいいのではないかとも思います。
余計な考えが浮かぶ前に、動き出す。
思いを的確に表現するには、知が足りていない脳で考えるより、知を増やすために経験を積む。
そうすれば、自ずと満たされ続けているのではないかな。
変化することは自然なこと。
そして、自然であることを選び続けていくことは、変化していくことなのだと感じます。