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一日一生

2019年08月01日

アーユルヴェーダでは、朝6時までに起きることが良いとされています。

なぜなら、朝の6時まではヴァータ(空と風)のエネルギーに満ちており活動に適しているとされているから

6時を過ぎるとカパ(水と地)のエネルギーが増え、全ての動きは減速されゆっくりとしてしまいます。

そのため、起きるのがつらく感じたり、なかなか準備が進まなかったりすることも起こりやすいです。

夏は日が昇るのも早いので、いつもより少し早く起きることをスタートするのにはちょうど良いのではないでしょうか。

寝起きは一日のスタート!

やはり、気持ちが良い方がいいですよね。

先日読んだ本に素敵な言葉が載っていました。

禅の言葉で「一日一生」という言葉があります。これは「一生をどう生きるか」ではなく「今日一日をどう生きるか」に集中することが大切だということを意味します。

一生をどう生きるかと問われたら考えが渦巻き、身動きが取り辛いですが、一日をどう生きるかと問われたらずっとイメージしやすいように感じます。

一生は一日の繰り返し。

それならば一日を楽しみ慈しむことに尽きるのかと。

お仕事や家事に追われて、なかなか早く寝られないという方も多いと思いますが、22時以降はピッタ(火のエネルギー)が増えるため消化や、新陳代謝が活動を始め、眠りにつきにくくなります。

反対に22時までは、カパの時間帯のため、寝つきが良いとされています。ただ、食事を遅くとった場合は寝つきを悪くするので注意してください。

より良く過ごすために、一日をしっかりと味わうための早起きは、結果として一生を変えることになりそうです。